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セゲイチではシール配布があるので、おまけとして入れられるかも。これは後日絵柄を出すね。
今回初の3色刷りしたんで、上手く色が出るかとても心配ですが…(ホントは初ではないけど、混色したのは初かも)
少し暇な時期に入稿してるし、もしかしたら色調整とかしてくれないかなあ……
とか淡い期待。
多色刷りって、どんなの?って思われるかもしれませんが、ちょっと細かい解説したいと思いますので、以下続きから、今回の表紙を分解して大解説?しちゃったりして。
ちょっとここで色のお話。
技術的な話になるので、興味ない人はごめんね。
表紙は、基本、CMYKという印刷用の色設定で描きます。
インクは透明であって、重ねると色が混ざる、というのを前提として作成します。
フルカラーは別物としてここでは扱います。
多色刷りは、下の紙の色+インクの色+インクの色……という形で考えます。
基本的にベースの紙は白に近い色(グレーやクリーム系)の方が、乗算で色を考えやすいんですが…
今回はちょっとグレーがかった紙にしました。(OKフェザーのしんじゅ)
表紙は、黒が基本で、あと2色選べるんですが、茶色を使いたかったんですよね。
岩がある関係で。
ソニックが青なんで、青は外せなかったんです。
となると、青と掛けあわせて茶色になる色を必然的に選ばないといけない。
となると……何色を選んだらいいでしょうか?
茶色を選んでしまえば、そりゃ楽なんですけど…
そうなるとソニックの他のとことか全部茶色になるんですよねえ…靴とか…肌とか…
そう考えると、他の色でやってみようかな…と。
茶色になる色って、実は、ピンクと緑も掛け合わせると茶色になります。
ピンクが赤、白の合成、緑が青、黄色の合成、と考えると、白は元々の紙の色として、あと選ぶのは
赤、黄色、青。3原色ですね…。
でも、3色しか使えない上に、青、黒、が決まっている。
となると、あと使えるのは、赤と黄色の合成色… そう、オレンジです。
ちょっと重ねると色幅が増えそうな気がしませんかね…?
肌はオレンジの薄い色でOKだし、青はそのままで薄めると水色になるし。
ソニックの靴はオレンジの色100%を使いました。
赤ではないけど、色が近いし。
問題は目の色だったんですが、これだけはどうにもならず、青とオレンジのグラデの組み合わせになってます。上手く出るかなあ…。
影は黒を薄くしたものと、青を薄くしたものを掛けあわせて青黒っぽい色を影に使っているはず…(記憶が曖昧w)
で、多色刷りの原稿は、カラー作成はできません。全部グレスケで作成します。
オレンジ100%の色原稿は、黒100%で作成します。
と、最初から黒で作成しても、掛けあわせて何色になるかは想像できないので、最初、色原稿から作りました。
1版。黒の版です。主線と黒色だけで作ります。
黒は必ず100%の黒で塗って、レイヤー濃度の%を動かして薄くするようにします。
なので、この1枚を作るだけでも、100%、30%、10%の黒のレイヤーを作っています。黒は正直、1枚で作ってもいいんですが、後々オレンジや青と重ねた時に、濃度ごとに薄くしたり濃くしたりして調整するので、必ずレイヤー分けして塗っておきました。
2版。オレンジの版です。岩のベースカラー、地面のベースになります。
分かりにくいので、主線が入っていますが、実際は主線は入ってません。
ソニックの靴を100%のオレンジとして、他の薄い部分は全てレイヤー分けして濃度ごとに分けています。
40%、60%、100%の3枚で構成しています。
3版目。青の版です。
ソニックのブルーを100%として、やはり濃度別でレイヤー分けします。
影のところにもブルーが入ってますね。黒と掛け合わせると、青黒っぽい色の影になるわけです。
30%、60%、100%のレイヤー分けをしてあります。
最終的に重ねるとこの色になるように、各レイヤーを濃度調整して、色原稿を作りました。
この濃度、っていうのがとても大事で、これを黒いグレスケ変換する時にとても重要になってきますので、1枚のレイヤーにすることが出来ないんです。
青が強すぎても茶色が濃くなるし、オレンジが強いと凄くオレンジになるので、微調整が大変でした。
わかりやすく10%単位でやりましたが、23%のレイヤーとか作ったりしてました。
この色原稿を元に、グレスケ原稿を作ります。
新しい新規作成した表紙のベースを作って、色原稿を設計図としながら、グレースケールで原稿を作り直します。
黒のレイヤー。上のカラーレイヤーから、黒レイヤーを持ってきて、コピー。
コントラストなど色調整機能で、各レイヤーを真っ黒にしてから、レイヤー濃度で、同じ濃度まで薄くします。
レイヤー濃度を薄くしたものを統合しても、じつはそのまま統合出来ないので、
一度スマートオブジェクトに変換>レイヤーをラスタライズ してから、全部を統合して、黒レイヤーが出来ます。
やっと一枚に統合することができました。
次は青の原稿です。
色原稿から同じように、青のレイヤーを全てコピーして持ってきます。
実は、カラー原稿の青の色をそのままグレスケ変換すると、思った色は出ないんです。
インクは全て濃度で色の出力が決定するので、原稿の濃度がそのままインクの色の濃さになります。
青い色をグレスケ変換しても、黒の100%にはなりません。
なので、黒色で、先ほどの青のレイヤーの濃度を設計図にして、作りなおすんです。
……ちょっと小難しいですよね…
わかりやすく説明したいんですけど…
こっちが青のレイヤーをそのままグレスケにしたものです。見比べると、上の黒100%で作成したものと比べると若干薄い…んです…けど…
わかりにくいwww
青のレイヤー濃度と同じ濃度で、黒で作成し直します。
それをオレンジの版でも繰り返します。
オレンジの版です。
オレンジも濃度に合わせて、黒で作成し直します。
オレンジ100%のソニックの靴が、黒100%で作られているのを見て下さいね。
全部合わせたグレスケ原稿がコレです。
各レイヤーが重なって、色を構成するように作っています。
3レイヤーを統合せず、各色の指定をレイヤーの名前に書いて、初めてやっと多色版の出来上がり。
ってなわけです。
あー 上手く刷れてるか心配だなあ……
これで上手く行ってなかったら、この工程の何が悪かったのか全部見なおさないといけないので、誰かアドバイスくれませんかね?ww
技術的な話になるので、興味ない人はごめんね。
表紙は、基本、CMYKという印刷用の色設定で描きます。
インクは透明であって、重ねると色が混ざる、というのを前提として作成します。
フルカラーは別物としてここでは扱います。
多色刷りは、下の紙の色+インクの色+インクの色……という形で考えます。
基本的にベースの紙は白に近い色(グレーやクリーム系)の方が、乗算で色を考えやすいんですが…
今回はちょっとグレーがかった紙にしました。(OKフェザーのしんじゅ)
表紙は、黒が基本で、あと2色選べるんですが、茶色を使いたかったんですよね。
岩がある関係で。
ソニックが青なんで、青は外せなかったんです。
となると、青と掛けあわせて茶色になる色を必然的に選ばないといけない。
となると……何色を選んだらいいでしょうか?
茶色を選んでしまえば、そりゃ楽なんですけど…
そうなるとソニックの他のとことか全部茶色になるんですよねえ…靴とか…肌とか…
そう考えると、他の色でやってみようかな…と。
茶色になる色って、実は、ピンクと緑も掛け合わせると茶色になります。
ピンクが赤、白の合成、緑が青、黄色の合成、と考えると、白は元々の紙の色として、あと選ぶのは
赤、黄色、青。3原色ですね…。
でも、3色しか使えない上に、青、黒、が決まっている。
となると、あと使えるのは、赤と黄色の合成色… そう、オレンジです。
ちょっと重ねると色幅が増えそうな気がしませんかね…?
肌はオレンジの薄い色でOKだし、青はそのままで薄めると水色になるし。
ソニックの靴はオレンジの色100%を使いました。
赤ではないけど、色が近いし。
問題は目の色だったんですが、これだけはどうにもならず、青とオレンジのグラデの組み合わせになってます。上手く出るかなあ…。
影は黒を薄くしたものと、青を薄くしたものを掛けあわせて青黒っぽい色を影に使っているはず…(記憶が曖昧w)
で、多色刷りの原稿は、カラー作成はできません。全部グレスケで作成します。
オレンジ100%の色原稿は、黒100%で作成します。
と、最初から黒で作成しても、掛けあわせて何色になるかは想像できないので、最初、色原稿から作りました。
1版。黒の版です。主線と黒色だけで作ります。
黒は必ず100%の黒で塗って、レイヤー濃度の%を動かして薄くするようにします。
なので、この1枚を作るだけでも、100%、30%、10%の黒のレイヤーを作っています。黒は正直、1枚で作ってもいいんですが、後々オレンジや青と重ねた時に、濃度ごとに薄くしたり濃くしたりして調整するので、必ずレイヤー分けして塗っておきました。
2版。オレンジの版です。岩のベースカラー、地面のベースになります。
分かりにくいので、主線が入っていますが、実際は主線は入ってません。
ソニックの靴を100%のオレンジとして、他の薄い部分は全てレイヤー分けして濃度ごとに分けています。
40%、60%、100%の3枚で構成しています。
3版目。青の版です。
ソニックのブルーを100%として、やはり濃度別でレイヤー分けします。
影のところにもブルーが入ってますね。黒と掛け合わせると、青黒っぽい色の影になるわけです。
30%、60%、100%のレイヤー分けをしてあります。
最終的に重ねるとこの色になるように、各レイヤーを濃度調整して、色原稿を作りました。
この濃度、っていうのがとても大事で、これを黒いグレスケ変換する時にとても重要になってきますので、1枚のレイヤーにすることが出来ないんです。
青が強すぎても茶色が濃くなるし、オレンジが強いと凄くオレンジになるので、微調整が大変でした。
わかりやすく10%単位でやりましたが、23%のレイヤーとか作ったりしてました。
この色原稿を元に、グレスケ原稿を作ります。
新しい新規作成した表紙のベースを作って、色原稿を設計図としながら、グレースケールで原稿を作り直します。
黒のレイヤー。上のカラーレイヤーから、黒レイヤーを持ってきて、コピー。
コントラストなど色調整機能で、各レイヤーを真っ黒にしてから、レイヤー濃度で、同じ濃度まで薄くします。
レイヤー濃度を薄くしたものを統合しても、じつはそのまま統合出来ないので、
一度スマートオブジェクトに変換>レイヤーをラスタライズ してから、全部を統合して、黒レイヤーが出来ます。
やっと一枚に統合することができました。
次は青の原稿です。
色原稿から同じように、青のレイヤーを全てコピーして持ってきます。
実は、カラー原稿の青の色をそのままグレスケ変換すると、思った色は出ないんです。
インクは全て濃度で色の出力が決定するので、原稿の濃度がそのままインクの色の濃さになります。
青い色をグレスケ変換しても、黒の100%にはなりません。
なので、黒色で、先ほどの青のレイヤーの濃度を設計図にして、作りなおすんです。
……ちょっと小難しいですよね…
わかりやすく説明したいんですけど…
こっちが青のレイヤーをそのままグレスケにしたものです。見比べると、上の黒100%で作成したものと比べると若干薄い…んです…けど…
わかりにくいwww
青のレイヤー濃度と同じ濃度で、黒で作成し直します。
それをオレンジの版でも繰り返します。
オレンジの版です。
オレンジも濃度に合わせて、黒で作成し直します。
オレンジ100%のソニックの靴が、黒100%で作られているのを見て下さいね。
全部合わせたグレスケ原稿がコレです。
各レイヤーが重なって、色を構成するように作っています。
3レイヤーを統合せず、各色の指定をレイヤーの名前に書いて、初めてやっと多色版の出来上がり。
ってなわけです。
あー 上手く刷れてるか心配だなあ……
これで上手く行ってなかったら、この工程の何が悪かったのか全部見なおさないといけないので、誰かアドバイスくれませんかね?ww
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