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ダークスパイン  価値

世界リングの力は、この世界には余りある力だ。この世界の住人が触れられない最大の理由はそこにある。果して自分ですら、その力を制御するに値するかは五分と五分。不安げな少女の言葉が響く。 ごめんなさいと謝罪の言葉。いいや、シャーラ。君の笑顔の為になら、命を懸ける価値だってあるさ。


カリバーン 鳴らない電話 

風の騎士がいた世界にも、魔法というものは存在するらしい。声を繋ぎ、会話をする道具があるというのだ。それはとても魅力的で、もしも私が一人で居たあの空白の時間にそれがあったら、どんなに 幸せかと思う。しかし風は言う。「来るかもわからない電話を待つのも良いか悪いかわからないぜ」と。



メタソニ 俗に言う一目惚れ

生き物と同じ感情という物が自分にはあるのか。それともこの感情という物すら、プログラミングに過ぎないと言うのか。生まれた時から闘うことを宿命付けられ、ただそれだけの為に動くと言うなら、自分の中にはただひたすらにあの青い風だけが居ればいい。ただ、それだけで己の存在理由があるのだから。


上記はちょっとむずかしかったので、 いくつかボツが出まして。↓

自分に生物と同じ感情が有るのかは定かではないが、黒い針鼠との出会いは運命的な物を感じざるを得なかった。人の手により生を受け、人によって生かされているその境遇が己の姿と被る。互いに意識しつつ、あの風の背中を追いかけるその姿は鏡合わせのようで滑稽だ。(ボツ1)

自分に生物と同じ感情が有るのかは定かではないが、常に意識の大半を占めるのは、自分と瓜二つの姿を持ったあの青い針鼠の姿だ。全ての力を複写され、互いに同等の力を持っているはずのその鏡の ような存在に、自分が勝てない何かが、いつもつきまとっては離れない。(ボツ2)





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